君が弟、アタシが姉





「ぶっさいくな女」








むかっ。




「ん…?誰、アンタ」





アタシは眠たい目を擦りながらそいつに聞いた。







「あ、起きたし。俺、新井 凌。お前は?」





「アタシは榊 椛」





「あ、やっぱり榊のねぇちゃん」





「え?」






アタシの事を知ってるんだったら、こいつは颯の知り合いか。





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