君が弟、アタシが姉






一瞬、時間が止まった気がした。




「…もぉみぃじぃ?」







甘ったるい声。






甘ったるい香水。






甘ったるい……葉音ちゃんの目線。







やめて……。





もうこれ以上、アタシを壊さないで………。







「……めて…………」







「…え?」








「やめてよっ……!」


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