君が弟、アタシが姉






「ありがと。……もう11時だし、そろそろ帰るね」








「ん、菜月こそありがと!またおいでね」





「うんっ!じゃ、ばいばい!!おやすみ」







「バイバイ」








アタシはその日、泣きながら家路に着いた。







「…ただいまっ」







アタシは家のドアを開けて、颯が起きてることを信じて叫ぶ。





リビングのドアが開いた。




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