君が弟、アタシが姉
デート
アタシはいっかい起きて、時間を確認した。
「あ、もう11時…」
時刻は夜の11時。
アタシが寝ていたソファの隣には、颯がいた。
「颯…。どうしたの?」
アタシは颯に問いかける。
「…お前、凌と付き合ってんの?」
「え…?いきなり、なに」
「いいから答えろ」
「う…、うん。付き合ってるよ」
「椛にもやっと彼氏が出来たんだな。よかったな。幸せに、なれよ」
颯はそう言い、3階へ足を運んだ。