それは初恋で、





「もういい、もういいよ!! 震えてんじゃねぇかよ…」

「でも、その後はすぐに助けが来たから…」

「分かったって。わりぃ。怖いに決まってるよな。ごめん」




私は首を横に振っていた。




「…ごめん藤沢…俺、幸村ついてて藤沢が危険な目に遭ってんのも許せねーけど、俺はそれ以上に、何にも出来なかった自分が1番ムカつく!!」




ガッ!!




相沢くんは立ち上がって、そばの木を殴った。



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