それは初恋で、
「ねぇ、アルバムかなんか置いてないの?」
「ねーよ」
「何しに来たんだ。お前は」
「何って亜希のボディーガードに決まってんでしょ。言っとくけど最初、コイツ(叶)、亜希と2人のつもりだったのよ!?」
早紀ちゃんはボディーガードのつもりで私について来てくれたんだ…
勉強する気はなさそうだな。
「お前2人でこの部屋で何する気だよ!?」
「勉強な。でも、ま、それ以外があっても…」
「あり得んな!!」
相沢くんと早紀ちゃんは声を揃えて言った。
2人は顔を合わせて、揃ったことに不服そうな顔をした。
勉強が…はかどらない…というか、始まらない…
私は烏龍茶を口にした。