それは初恋で、
「お前ら邪魔するなら帰れ。進まねーだろ」
「本田と一緒にするなよ」
「なっ…わ、わかったわよ。私は亜希の邪魔するつもりなんてないからね!!」
早紀ちゃんは強く私に訴えた。
「じゃ、始めるか」
やっと、勉強が始まった。
「昨日の復習兼ねて問2の①から⑥までやってみて」
「はい」
「……」
「……」
「……」
いきなり静かになって、視線が私の解答に集まった。
き、緊張する…
何だかやりにくいなぁ。