それは初恋で、
ーー---、
初めて触れた感覚。
爆弾のスイッチが押されたみたい。胸が跳ね上がる。
「妬いた」
「え、」
一度、ゆっくりと唇が離れた後、見つめ合い、軽くまた何度も何度も触れた。
熱が上限ないみたいに、好き勝手に上がっていく…
!!?
「だ、ダメ。うつっちゃう…」
「今更、」
私は叶くんを小さな力で突き返す。
「でも、…」
「もともと、昨日俺がうつしたんだし。いいよ、うつして」
「そ、そんな…ダメだよ」
叶くんは私を抱き寄せた。