メガネで無口な王子様


すっきりしたのと同時に、 

なぜだか涙がでた。








私はさ………単に、


整理がついた私の気持ちを知ってほしかっただけなのにさ。









それすらも聞いてもらえないほど、



私は大きな罪をしたの???








神様はそこまで私に罰を与えるの??







ガヂャ









「…………おい。」








涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔なんか気にせず、声のするほうに振り向く。









そこには、 













「波多野……ぐん……」








なんで………

追ってきたの……??


< 105 / 126 >

この作品をシェア

pagetop