メガネで無口な王子様
-真実-
ぺしっ
「……………ばーか」
おでこに、でこピンされる。
一瞬小さな痛みが額にはしった。
「………………俺はこれ以上傷ついた。
……んなこと言うなら最初っから意味分かんないこと言うなよな…。」
波多野くんが顔を背けた。
………ごめんね。
本当は……不安だったんだよね…。
私も同じ立場だったら不安でたえらんないもん。
でも………私を許してくれたんだ。
「………ごめんなさい。」
本当…………
ごめんね。
私を許してくれてありがとう。