メガネで無口な王子様
O 最終章 O

-メガネ-



私たちは 


同じ時期に同じ場所で出会った。 








それは桜が満開の 


高2の春。 








そいつは 



メガネ越しに少し私をバカにするような目をしてた。 







そして、 




無口で、 


無愛想で、 

真面目くんで、 







私とは無縁の人物なんだ。 






そういう第一印象を私に与えた男。 



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