メガネで無口な王子様
O 2章 O
-進展-
翌日
「おはよ!!!!塚本さん!!」
私に1番に挨拶したのは、野々村くんだった。
「おはよ、野々村くん。」
野々村くんは、とってもご機嫌らしく朝から笑顔だった。
でも全く表情を変えない人が私の隣にいた。
本性を隠して無表情の波多野くん。
何を考えてるかなんてまったくわからない。
でも私はこんな奴に昨日、2回もキスされたんだ。
本当に…………最悪。