メガネで無口な王子様
「ごめん~~!!遅れた!!」
走って来た野々村くん。
「全然大丈夫♪」
待ちきれなくて1時間前に来ちゃったけど、後悔してないし。
「じゃ行こっか♪」
にこっと笑う野々村くん。
キュンって胸がなる。
私………好きになりそう。
私たちは改札を通り、
電車に乗った。
「今日さ妹の誕生日で、何が良いのか選んでほしいんだ。」
「えっ?!
そうなの??
私が選んじゃって大丈夫?!」
妹想いなんだなぁ~~~。
こんなかっこ良くて優しいお兄さんもって妹さんは幸せ者だな。
「女の趣味ってわかんないからさ♪
逆に助かる。」
「分かったぁ。
気に入ってもらうように頑張る!!」