メガネで無口な王子様


それは猫のシルエットが描かれた小さなオルゴール。





小4って結構悩む時期だし。
癒されるんぢゃないかなぁ~。







「あっいいかもっっ!!気に入りそう!!ありがと!!本当助かったっ!
じゃ、ちょっとここ人が多いから外行ってきたら??
俺買ってくるから!」


「あっうん!!ありがと!!
じゃ待ってるね!」





野々村クンすごいなぁ~…
ちょっとここの店人が多いのに狭いから暑苦しいなぁってって思ってた。


どんどん野々村クンに惹かれていった。





店を出てまわりの風景を見ていた。






1人の人が目にとまった。





あれってもしかして……。




「ごめん!!遅れちゃって!!
………あれっ……波多野??」






私の見ているものが分かった野々村クン。







そう。私の目にとまったのは、他でもない、あの地味メガネエロ男こと波多野宏平だ。


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