メガネで無口な王子様
なんでいるわけ……???
波多野クンはこちらの視線に気付いたらしくこっちに向かってきた。
「ようっ!!偶然だなっ!」
「…………………あぁ。」
なんでこんなとこで会わなきゃいけないのよぉ~~~……。
「俺らデート中なの★
おまえは??」
へっっ?!?!
どーゆーことっ?!
デート?!!?
私の肩を引き寄せる野々村クン。
顔が熱くなる。
「…………別に。ちょっと暇潰し。」
「家ここら辺だったんだっけな!
じゃ俺ら行くわ!
また明日っ!!」
「……………あぁ。」
そうして、波多野クンと別れた。