メガネで無口な王子様
………もうわけ分かんないっ……!!!
ちゅっ
私と波多野くんの距離、推定0㎝。
「………????!!!!んっっ!!」
「可愛いすぎ。」
離れた瞬間の追い討ち。
頭がぽーっとする。
目がうつろになりながらも波多野くんを見つめた。
「やっぱ誘ってるじゃん。
そんなにしてほしいの?」
「はっ……??!!」
波多野くんの言葉で我に返った。
「………誘ってないっ!!
仕事するよっ!!」
私はシャーペンを手に取り紙を見つめた。