メガネで無口な王子様


「ホントおもしろいよな。お前。」







くくくっと悪魔の笑みを浮かべ私に言った。 








「……!!!
わけ分かんないッッ!!」









波多野くんってやっぱおかしいよっ……!!








瑠璃の気が知れないほど……。 







―――――――――――――――







「終わったぁ~~~~!!!!」








伸びをして一息吐いた。








「…お疲れ。
じゃこれ先生に渡してきて…。職員室にいると思うから。」


「…………行ってくれないの??」


「俺疲れてるから☆」








にっと笑って私に言った。 







その顔がめちゃくちゃかっこ良くて何も言えなくなった。 








「もうっ……!!!」 








私は一言残して保健室を出た。




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