メガネで無口な王子様


そこに入ってたのは、昨日お店で見た、ピンクの宝石が付いたプチネックレスだった。







「やっぱ杏里ちゃんに付けてほしくて……。
……っその……」






悠斗くんは顔を真っ赤にして私に言った。 




………私の為に買ってくれたんだ……。





「あっ……ありがとっっ!!
すっごい嬉しい!」



「……良かった。
喜んでもらえて。」






やっぱ悠斗くんはいい人だよ。

私なんかの為にここまでしてくれる。




「うわぁぁ~いいなぁ杏里☆」

「っっ……!!瑠璃っ……υ」





瑠璃が横から入ってきた。

「野々村くんもやるねぇ~~♪」





ニヤニヤと笑う瑠璃。

それが恥ずかしくて悠斗くんと顔を赤くした。




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