メガネで無口な王子様


「あっ来た来た♪」


「……………。」








ニッコリの悠斗くんと無口、無表情の波多野くんがお出迎え。






「ごめんねっ!
遅くなっちゃった…υ」






すっと私は悠斗くんの隣に座った。 





「全然大丈夫!
…俺と波多野は今さっき来たとこだし♪」



「あっそうなんだっ!
良かったぁ。
待たせすぎちゃったかなって思ってた…。」


「大丈夫だから☆


…………付けてくれてるんだね☆」



「………あっ/////
うん……。」






少し小さな声で悠斗くんが私に言った。 


恥ずかしくて私は下を向いてうなずいた。







2人の間にほんの少し甘い空気が漂った。 






「………2人とも……
うちらいること忘れないでよ♪」


瑠璃のツッコミが2人の間の空気を消した。





「……忘れてないって……///」

「……そーだぞっ…//
…トランプあるかっ?!
やろーぜ!!」




「「…………ぷっ…」」


悠斗くんの焦りっぷりが見え見えで瑠璃と2人で吹き出した。 






「笑うなよっ……!!!」 



「「あはははッッ」」






< 68 / 126 >

この作品をシェア

pagetop