メガネで無口な王子様
「あっ来た来た♪」
「……………。」
ニッコリの悠斗くんと無口、無表情の波多野くんがお出迎え。
「ごめんねっ!
遅くなっちゃった…υ」
すっと私は悠斗くんの隣に座った。
「全然大丈夫!
…俺と波多野は今さっき来たとこだし♪」
「あっそうなんだっ!
良かったぁ。
待たせすぎちゃったかなって思ってた…。」
「大丈夫だから☆
…………付けてくれてるんだね☆」
「………あっ/////
うん……。」
少し小さな声で悠斗くんが私に言った。
恥ずかしくて私は下を向いてうなずいた。
2人の間にほんの少し甘い空気が漂った。
「………2人とも……
うちらいること忘れないでよ♪」
瑠璃のツッコミが2人の間の空気を消した。
「……忘れてないって……///」
「……そーだぞっ…//
…トランプあるかっ?!
やろーぜ!!」
「「…………ぷっ…」」
悠斗くんの焦りっぷりが見え見えで瑠璃と2人で吹き出した。
「笑うなよっ……!!!」
「「あはははッッ」」