メガネで無口な王子様


「……………私もっ………
好き………み"だい"……」

「…………そうじゃなきゃ許さねぇし。」









ちゅ…………。 








甘い音を立てて唇が重なった。 







それは今までしたなかで、1番愛しくて1番熱いキスだった。 







私は………






波多野くんが好きだったんだ……。







それが正しいなら全部の辻褄が合う…。








「………好きだよ……
……杏里。」


「……っ////

…呼び捨て許可してないよ……」







決して嫌じゃない……。 







胸の奥がくすぐったい感じがした。 






< 83 / 126 >

この作品をシェア

pagetop