メガネで無口な王子様
「……………私もっ………
好き………み"だい"……」
「…………そうじゃなきゃ許さねぇし。」
ちゅ…………。
甘い音を立てて唇が重なった。
それは今までしたなかで、1番愛しくて1番熱いキスだった。
私は………
波多野くんが好きだったんだ……。
それが正しいなら全部の辻褄が合う…。
「………好きだよ……
……杏里。」
「……っ////
…呼び捨て許可してないよ……」
決して嫌じゃない……。
胸の奥がくすぐったい感じがした。