メガネで無口な王子様
「………杏里ちゃん……」
悠斗くんの悲しい声。
本当私は最低だ。
「ごめんね。悠斗くん………
私……悠斗くんの気持ち、もて遊んでた……。
…本当…最低だよね………。」
ごめんなさい。
許してなんて思ってない。
ただ、伝えたかった。
本当の気持ちを。
「やっぱ宏平には適わねぇな。
俺の方こそごめんね……
杏里ちゃんの気持ち知ってたのに……
もて遊んでたのは俺の方だよ。
本当ごめん。」
悠斗くんは何でそんなにもやさしいの……???
優しすぎるから…………
いつも悠斗くんに甘えちゃうんだよ…。
「……でもおれ、杏里ちゃんのこと、好きでいるから。
何があっても。
だから宏平キライになったら俺んとこ来いよ!!
いつでもスタンバってるから☆☆」
ほらやっぱり………
「うんっ………
ありがとっっ…!!
ごめんね。」
また私甘えちゃう。
2人とも大好き。
私の大切な友達だよ。