メガネで無口な王子様
ガララッ
教室のドアをあける音が、物凄く大きな音に聞こえるほど、
私の耳にはその音しか耳に入らなかった。
「……………。」
無言で、教室に入り
席に座ったのは、
普段は無口で、 メガネ という仮面をかぶってる、
でも仮面を外すと、
本当にかっこよくて、エロくて、優しい
私にとって、最低で最高の王子様。
「おはよう
……波多野…………くん」
恐る恐る声をかける。
あの日以来、初めて声をかけた。
「……………。」
無言…………
てか、無視に入るよこれ…υ
……………なんか…
イライラしてきたっ……!!
人がせっかく、
キモチの整理を付けたというのに……!!!
もう我慢なりません。
バンッッ
「波多野宏平っ!!!!!」
波多野くんの机に手をおもいっきり叩いた。
「……はっ……!?」
「ホームルーム終わったら、裏庭こいっ!!!
以上ッッ!!!!」
唖然としてる波多野くんに怒鳴り付けて自分の席に着いた。