猫耳姫×犬耳王子
これは…?
誰だろう?
「俺か?俺は、乃木 拓真」
「僕は、乃木 魅夷弥(みいや)」
どうやら心の声が漏れてたらしい。
「で、ワシが乃木 おじいちゃんだ(笑。今日からは、お前の名前は乃木 玲羅(れいら)だ。いいかの?」
「の…ぎ…れぃ……ら。」
初めて私に当たった名前だった。
「で俺らは、お前の兄ちゃんって事になってるから。」
「今日からは、僕たちと同じ栗魔学園(くりま)に通うんだよ」
「よし。後は拓真と魅夷弥に聞くんじゃよ。」
そんなこんなで始まった、私、名もない捨て猫が、乃木 玲羅と言う新しい人生の幕が開けたのでした。