君に出会えた奇跡…
「「「キャーーーーーーー」」」
一斉に色々な所から声がした。
私もみんなと同じように声を出した。
「菜奈、やったね」
「うん!これで、3-0だね」
菜々はものすごくうれしそうによろこんでいた。
…でもその後に
「カキーン」
相手の高校にも点を譲ってしまい、6回裏で4-4の同点。
こっちが点を取ったら相手も点を取るみたいに試合はだんだん進んでいく…
どっちのチームもだんだん顔つきがえらそうにみえる。
もちろん、たけちゃんだって。
今の回。たけちゃんが投げる番だ。
このとき、私はたけちゃんをずっと見ていた…
でもその時のたけちゃんの様子が少しおかしいと思った。
でも、それは疲れているだけだろうと思った。