君に出会えた奇跡…
9回裏。
「ストライーク!バッターアウト!スリーアウトチェンジ!」
今は5-5の同点で、本当はこれで終わる試合が同点で長引いてしまった。
グラウンドに立っているみんなもすごく苦しそうにしている…
「15回裏、ピッチャー斎藤くん。バッター○○くん」
そして、試合が長引き私達「青春高校」は1点リードしている。
この1点はとても大きい。
だから、絶対点を譲らせてはいけない。
この回はたけちゃんにかかっている
でも、たけちゃんがものすごく苦しそう…
あたりまえか…
「プレイボールっ!」
「パァンッ」
「ストライーク」
「ストライーク」
ストライクを次々ととるたけちゃん。
「健、苦しそうだけどちゃんとストライクを取ってるな」
そう言う監督。
ちがう…私にはわかる。
たけちゃんはもう力が限界に近づいて来ているって…