君に出会えた奇跡…


━健━


「ストライーク!バッターアウト」


「ハァ、ハァ、ハァ…」


苦しい…肩が…痛い。


もう限界かもしれない…


「タイム!」


佑真が2回目のタイムを取った。



「おい!健!大丈夫か?」


「う…大丈夫…」


「なら、いいけど…みてて結構やばいんだけど。たぶん監督たちもつくづく気づいてきてるって…」



「…やっぱり言った方が「ダメだ」


「でもっ!!」



「ダメだ。絶対。この試合に勝つのが今の俺の夢、みんなの夢なんだ」


「そうだな。あともう少しで勝つから!がんばれよ」



そうゆうと佑真は位置にもどり、グローブをこちらに向けている。


「ハァ、絶対…、か……つ…」


俺は苦しいだろうが、痛いだろうが必死でストライクを取り続けた。



「ストライーク!」


「ストライーク!」


「ストライク!バッターアウト!」



あと1人。ストライクにしたら、勝つ…








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