君に出会えた奇跡…


━健━

「ん…」

目をあけると眩しい光が差し込んでいた。



そして上を見ると天井で俺はベットに入って、点滴をしている。



あぁ…あのとき俺は倒れたんだっけ…



甲子園に行った時の初めての試合。



いけた時はものすごくうれしかった。



笑って、はしゃいでそれからたくさん叫んで…



でも、それまでに俺はある1つ大きなことを誰にも言わず抱え込んでいた。


それは、


━肩が壊れていること━




この日のために俺は、くそ大変だった部活の練習の後にも近くの公園でたくさん投げて、たくさん打って、たくさん走った。




そうすればきっと柚に高校野球の夢の舞台が見せれて、もっともっと野球が好きになってくれるとおもったから…





けど神様は俺にそんな都合のいいことなんてさせてくれないと思う。



俺はそう思った…
















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