君に出会えた奇跡…


勢いよくドアが開いた。


「健っ」


チームみんなだった…



「大丈夫か?健」




見るとチーム全員がそろっている。


1人残らずそろっていた───


それを見た俺はすごくうれしくて、うれしくてうれしくて涙がまたあふれだした。



「健、泣くなよ…」



「……っ…」



「あのな、健、俺たちな…」



佑真が言った。



「お前が野球する姿、とってもかがやいてた」


佑真が笑顔で言った。


「チョーかっこよくて俺たちみんなの憧れの存在」


ありがとな…



そして、ごめん。


もう俺はみんなの憧れにはもうなれないんだ。



「だから」



えっ…?




「俺たち、待ってる。健がまた野球する姿をみれるのを…」















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