あたし…男子校に潜入しちゃいました!?~キケンな男子に囲まれて~【完全版】
「汐音ちゃん。」
「はい?」
立ち上がった理事長はあたしに近づいて来る。
そして、耳打ちしたんだ。
「くれぐれも…バレないようにね……?」
「は、はい…。」
その有無を言わせないような声に、あたしの肩が震える。
……………パタン。
静かに理事長を出て、ため息と共に肩をがっくりと落とした。
………あたしやっぱり。
この学校でやっていく自信ないよ…!