あたし…男子校に潜入しちゃいました!?~キケンな男子に囲まれて~【完全版】






馬鹿でかいボストンバッグを持ちながら家を見上げる。


これでこの家とも、当分の間お別れかぁ…。


なんか悲しい。


道を歩きながら振り返るとお母さんとお父さんが手を振っていた。



「いってらっしゃい。気をつけてね〜!」


「がんばるんだぞ〜!」



もう…人事のように!


あたしは膨れっ面で手を振ると、もう一度歩き出した。







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