ぼくのうけた罰
学校に着いた…

凜とは…

別々で…

登校している…

①年生の…

教室の前で…

凜を待つ…

廊下で…

友達と話しながら…

凜が来るのが見えた…

「凜!!」…

ぼくの声に気付き…

凜がぼくを見た…

相変わらず…

小柄で…

可愛い凜…

よかった…

何もなかったんだ…

凜と一緒にいた友達も…

ぼくに気付き…

「凜…彼氏?」

と…

尋ねる…

「うん!自慢な彼氏です♪」…

凜が満面の笑みで…

答える…

嬉しかった…

「マジ!?カッコイイぢゃん!しかも先輩!」…

ぼくは…

恥ずかしくなって…

凜の手を取ると…

トイレの前まで…

走った…




「司?待って!早い!!」…

ぼくと…

凜の歩幅は…

かなり違うので…

凜は…

手を無理矢理…

引っ張られるように走り…

何度も…

つまずきながら…

ぼくに叫ぶ…

「え?ああ…ゴメン!」…

ハァ…ハァ…

息を…

切らす凜…

ぼくは…

まだ余裕だった…

「で?どうしたの?」

「うん…」

本題に入る…

梓の事は…

凜に…

言わないとこう…

怖がってしまうかも…

知れないし…

心配かけたくない…

「俺当分の間学校休むから…」

梓を…

探すために…

「……分かった!待ってるね♪メールとかOK?」

「ああ…いいよ」

ぢゃ!また後でね♪…

凜はそう言うと…

教室に…

帰っていく…

ありがとう…

ぼくは…

学校を休む理由を…

言いたくなくて…

下を向いたまま…

話してたのに…

気付いて…

理由を…

あえて聞かなかったんだね…

よく気が利いて…

明るく優しい凜…

ぼくの…

①番大切な人…

失いたくない…

キーンコーンカーンコーーン…

「やば!HRに遅れる!!」…

チャイムに気付いたぼくは…

慌てて…

教室に向かった…。

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