らぶ☆すとーりー 4
「違う、違うけど・・・。」



「綾乃はそうやっていつも男についていくんだよな。」



「ひどい!簡単に男になんかついていかない!」



「隼人だって、色んなお嬢様に色目使ってるんじゃないの?!」



違う、そんな事を言いたいんじゃない!



「お前、本気で言ってるのか!」



「お前、お前って言わないで!


私・・・


須藤さんにすれば良かった・・・。」



「えっ?」



隼人の動きが一瞬止まった。



「私、須藤さんみたいな、優しくて安心出来る人と付き合えば良かった!」



「綾乃、本気で言っているのか?」



私はまずいことを言った気がした。



一番言ってはいけない事を、たぶん言ってしまったんだ。



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