らぶ☆すとーりー 4
「うううん?荷物があって安心できた。


またここに戻ってきてくれるのかなって。」



私は何だか素直に話せた。



「もともと、俺は綾乃と別れたいなんてこれっぽっちも思ってなかったからな。


荷物まで持っていったら・・・本当に綾乃との接点がなくなる。


それは絶対嫌だったんだよ。


それに・・・。」



「ん?それに?」



「俺が本当にいなくなったと思って、


ここぞとばかり綾乃に迫ってくる奴がいたら困るしな。」



隼人は笑っていた。



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