らぶ☆すとーりー 4
落ち込んでいないと言えば嘘になる。



けれど、今回は隼人を信じると心に決めているのだ。



「大丈夫だよ?隼人を信じる事にしたの。」



その言葉に、須藤さんはまた淋しそうな目をした。



そんな目をしないで?



そんな目をされると、私・・・。



「須藤さん?


あっ、お茶を持ってくるね。」



私は須藤さんから逃げるように台所へ行った。



私は須藤さんの事は仕事のパートナーとでしか思っていない。



私はお茶を須藤さんに渡すと、須藤さんはそれを一気に飲み干した。



「戸田さん、辛くないの?世界が違う人・・・。」



須藤さんはボソッと、でも私に聞こえるように言った。



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