らぶ☆すとーりー 4
「13時位の羽田発だったかなぁ?


あいつ、急に実家の北海道に帰るとか言っちゃってさ。


まぁ・・・・・・だけどさ。」



私はこの人の話をあまり聞けないでいた。



須藤さんが実家に帰る?



「ありがとうございますっ!」



私は電話を切った。



「隼人!須藤さん・・・須藤さんが担当代わっちゃって。


実家に帰るって・・・。


今、羽田空港だって・・・ぐすっ。」



私は涙を止める事が出来なかった。



「私のせいかな?私が・・・。」



「落ち着け!


綾乃のせいじゃない!」



そして、泣きじゃくる私の肩を手にやり、


私の目を真剣に見た。



「綾乃!行かなくていいのか?


あいつに何も言っていないんだろう?


自分の気持ち何も言えていないんだろう?」



隼人は泣き崩れる私を支えるように抱きしめてくれた。




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