らぶ☆すとーりー 4
でも、違ったら相手の人に悪いし・・・。



私は恐る恐る出ると・・・。



その相手は、海君だった。



「綾乃さん?」



「ん・・・?海君?」



「どうしたんですか?」



私はホッとして、泣いてしまった。



1人になった淋しさと、怖さで自分が弱くなっていたのらしい。



「ぐすっ、ぐすっ・・・。」



思うように涙が止まらない。



「綾乃さん?綾乃さん?」



「海君・・・ごめん、大丈夫。用事は何?」



「大丈夫じゃないでしょう?!」



「えへっ、大丈夫。」



私は笑うマネをしてみせた。






< 59 / 261 >

この作品をシェア

pagetop