らぶ☆すとーりー 4
私は副社長室に近づくと、まず秘書の方に、挨拶をすませた。



「こんにちは。」



「こんにちは。」



私はこれでも笑顔で言ったつもりなのに、相変わらず無愛想な人だなぁ。



「入ってもいいですか?」



何故か秘書さんに伺いをたてる。



「どうぞ?」



コンコン♪



「どうぞ。」



うわっ、隼人の声。



「失礼します。」



私は一人隼人の部屋に入っていった。



「そこに座ってて?」



「うん。」



隼人は仕事を片付けると「今日はこれで終わり!」と席を立ったのだった。




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