らぶ☆すとーりー 4
「綾乃、表紙の件はどうなった?」



「うん?海君がどれも良いって褒めてくれたよ?」



「そうか、よかったな。」



隼人は私の隣に座り、頭を優しく撫でてくれている。



「今日は何が食べたい?」



「う~ん。


ねぇ、隼人?一緒に買い物しようか?」



「ん?」



「隼人の好きなもの作ってあげる。」



「いいの?」



「嫌だったらそんな事言わないよ。


一緒に家でゆっくり食べよう?」



そう言って私と隼人は定時即効で会社を出た。



そんな隼人の姿を見て、秘書課の人たちは少し驚いていた。



隼人は仕事人間だからびっくりしているのだろうな。



具合でも悪いとか思われてたりして。



そう思うとちょっと笑ってしまった。



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