らぶ☆すとーりー 4
「もしかして、腰が抜けました?」



はい・・・。そうなんです。



私は恥ずかしさのあまり、コクンと1回頷くだけ。



すると、須田さんは私をひょいっと体育座りのまま持ち上げ・・・って、えっ?



「すっ、須田さん!大丈夫ですっ!」



「戸田さんって軽いですね。」



言葉が噛み合ってない!



私はそのままソファーの上まで連れて行かれたのだった。





「ちょっとキッチン借りますね。」



須田さんはミルクティーを持ってきてくれた。



「すみません、コーヒー豆が何処にあるか分からなくて。」



「アリガトウゴザイマス・・・。」



私はズズズッ・・・と、ミルクティーを飲む。



何だか一瞬だけどホッと出来た気がした。



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