五年後も恋愛関係〜ココカラ ハジマル〜

いかにも軽そうな男は、私の走るスピードに合わせ自転車をこいでいた。


「…後ろ乗る?どうせ学校一緒なんだし。このままだと遅刻しちゃうよ!!それに俺と一緒の方が得すると思うけどなぁ」


「結構です。私一人で行けるし、朝からナンパするような奴キライだから…」


そう言いながら私は隣の男に視線を移すと…


男はまたニカッと笑い


「そっ…まぁ頑張って!!」


そう言い残しサッサと自転車をこぎ走り去った。


なんなの朝から…


私の今日の運勢最悪かも…


最ッ低!!!!



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