五年後も恋愛関係〜ココカラ ハジマル〜
やっとの思いで学校に着いたけど…全然間に合わず転校初日から遅刻した。
担任の先生に朝から怒られ、私のテンションは急降下。
「はぁ……」
昼休み中、深いため息をつく私の元に一人の女の子がやってきた。
「私、河合 芹 よろしく」
そう言って私の前の席に座り、ニコッと笑う彼女は天使みたいに可愛かった。
サラサラの黒髪が腰の辺りまで伸びていて、白く細長い手足に、キラキラと輝く大きな瞳。
「あっ!私は水菜…鈴原 水菜よろしく」
「転校初日に遅刻なんて水菜すごいね!あっ、チャンつけた方がいい?」
「うぅん、呼び捨てでいいよ」
「じゃあ、私の事も芹って呼んでね!」
「うん」