五年後も恋愛関係〜ココカラ ハジマル〜
そんな時だった。教室が少しざわつき始めた。
「おい!芹。お前、今日の昼生徒会に顔出せって言っておいただろ」
「あっ、そぅだったね。ゴメン!!槙斗ほんとゴメン」
聞き覚えのある声。私はまさかと思いながら、芹が喋っている男を見ると…
「あぁ〜!!あんた朝のナンパ男!!」
私は指を差しながら、大声をだしていた。
そんな私を見ながら芹は、クスクスと笑い。
「槙斗あんた…また朝からナンパ!?ったく遅刻しそうな子を狙ってギリギリに登校すんの辞めたら?先生も槙斗が生徒会長だから何も言わないんだよ」
「生徒会長??コイツがぁ????」
「そっ!俺はこうみえて生徒会長の佐久間 槙斗よろしくね。水菜チャン!!」