こんな私を愛してほしい
そうなったら急に恥ずかしくなって、体温が急上昇。
「もー。返してっ」
「顔が赤いですわよ。さあ凪様に全て話してごらん」
凪沙は「どうぞ」とでも言うように手を向ける。
「隼人から貰いました…」
こうなった凪沙には勝てない。観念して正直に話す。
「あら、良かったじゃん」
ていうか待って。
そういえば私、「早紀のために」とか言われてませんでした?
思い返すとかなり嬉しい言葉ばかり言われてる気がするんですが。
やばい、また体温急上昇。嬉しすぎて、「幸せーー」って叫びたい。
私が一人で悶えてると、凪沙がおでこを小突いた。
「一人で暴走しないで」