こんな私を愛してほしい


そうなったら急に恥ずかしくなって、体温が急上昇。


「もー。返してっ」

「顔が赤いですわよ。さあ凪様に全て話してごらん」


凪沙は「どうぞ」とでも言うように手を向ける。


「隼人から貰いました…」

こうなった凪沙には勝てない。観念して正直に話す。

「あら、良かったじゃん」


ていうか待って。
そういえば私、「早紀のために」とか言われてませんでした?


思い返すとかなり嬉しい言葉ばかり言われてる気がするんですが。


やばい、また体温急上昇。嬉しすぎて、「幸せーー」って叫びたい。


私が一人で悶えてると、凪沙がおでこを小突いた。


「一人で暴走しないで」
< 11 / 14 >

この作品をシェア

pagetop