僕の人生狂いました。

クラスメイトっぽい人はどこかに行ってしまった。

多分僕と一緒にいるのが心地悪かったんだと思う。

他人に煙たがられるのって、すごく悲しい事だよね。

実際、僕は今悲しい。

関わりたくない人でも嫌われるのは嫌だ。

でも、関わりたくない僕もどうなんだって話になっちゃうけど。

ホントに僕は、
自己中でわがままな人間だ。
今まで全然気付かなかったけど。

挨拶してもらえないから寂しい、けど自分から挨拶できない。
人に嫌われたくない、けど自分が苦手な人は避けてしまう。

僕は、何も出来ない。

自分を守る事しか考えられない。

最低だ…。

「藤田？」
「！！」

あ…。

「おはよ、どうしたんだよそんな暗い顔して」
「菊地くん…」

菊地くんを見たら、少し心が軽くなった。

「まじどうしたんだよ。工藤に何かされたのか？」
「違う…」
「じゃあその他の連中に何かされたのか？」
「違う…」
「そしたら何で元気ないんだよ」
「……」
「何か言えよ」
「…何でもないよ。ちょっと考え事してただけ」