僕の人生狂いました。
「ホントに大丈夫か?」
「うん、大丈夫」

菊地くんにはもう迷惑かけられない。
だから、精一杯の笑顔をつくる。

「それならいいけどよ」
「心配かけてごめんね」
「何かあったらすぐ俺に言えよ」
「うん、ありがとう」

菊地くんには助けてもらってばっかりだ。
迷惑だってたくさんかけたのに、僕を心配してくれる。

菊地くんは僕とは正反対だ。

彼はちゃんと他人を思いやる事が出来る。

でも僕はそれが出来ない。

この差は何だろう。


僕はこの後の事を覚えてない。
ずっとたそがれてた。

そしてあっという間に1日が過ぎてしまった。

**********************
━家━

「今日は勉強しないと流石にまずいな」

この所全く勉強してない。

する気力もなかったしね。

でも今日はそれほど気力がない訳でもない。

でも気力は多少あるものの、集中力が全くない。

最近何なんだろう…。

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