僕の人生狂いました。
それから将来うさぎを飼おうかとか、変な事を考えながら学校に着いた。

「うさぎ飼うなんて言ったら、工藤くんに怒られそうだな」

小梅ちゃんの弟よりうさぎを選ぶのか!?

ってね(笑)

さっさと教室行こう。



━ガラッ━

「あ、おはよう」
「ああ、なかなか早いな」

僕かなり早めに来てるのに、工藤くん何時に来てんだ。

「リーダー、昨日言ってたブツを持って来たぞ」

ブツって…。
何か薬物の取引みたいだ………。

「ほら」
「わあ」

工藤くんの手の中にはハムスターがいた。

「小梅ちゃんに似てるだろう」
「え、そうかな…?」

ハムスターなんて皆同じに見えるけどなぁ。

「よし、今からこいつはリーダーのハムスターだ」
「あ、うん」
「で、名前は俺が決めてやったぞ」
「∑え"!」
「何だ、え"!って」
「いや、別に…」

だって工藤くん、

変な名前つけそう…。

「まぁいい。こいつの名前は小次郎(こじろう)だ」
「小次郎…」
「うむ。俺が寝る間も惜しんで徹夜でつけた名だ」

小次郎って名前つけるだけで徹夜かい!


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