僕の人生狂いました。
「はあぁ…、菊地、お前は出来るだろ」
「ん~そこそこは」
「一応お前は問題ないからいんだ」
「ひゃはっ、いっちばん危険なのはこいつだなっ!」

僕に指差す神岡くん。
酷いなぁ…。

それに危険って…、
僕は激物か!


それから何かとからかわれながら家に帰った。





━家━

「あ゛~球技体育かぁ~」

気が乗らないなぁ。
テンション降下中だよ。

「んむぅ~、今の時代勉強さえ出来てれば全てうまくいくって思ってたのに」

好きな高校とか大学行けるしね。

まぁ僕は好き好んでこの学校に来た訳じゃないけど。

就職もスポーツより学力重視だし。

でも今日はスポーツの事で結構言われた。

「…世の中わからない事だらけだなぁ」

あうぅ、テンションを正常に戻したい。

「ん~、好きな事しよう」

でも好きな事って具体的にどんな事だろ?
自分で考えついた事なのに疑問が浮ぶ。

ま、ここで深く考えたらまたテンション下がるからやめよう。

「う~…、よし」

決めた。
歌おう。


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