神様、私をデブにしてくれて、ありがとう。
ガツガツ!
バクバク!
もうほとんど喋りもしないで焼き肉をがっついていた、その時。
『すいません。隣、座ってもいいですか』
その声に振り向くと、見たことのない男の子が二人、立っていた。
二人はどうやら遅れて入って来た様子で、座る場所がなくてウロウロしてる。
『どうぞ、ここ、座ってください』
向かい側にいたメグが気をきかせて少し詰める。
それを見て私も慌てて詰めた。