神様、私をデブにしてくれて、ありがとう。


『どうも、すいません』




ほっとした顔でメグの横に一人が座る。




そしてもう一人が私の横に座った。



狭い席で、彼と私の体がくっついた。







…こんなに私の近くに座って、この人平気なのかな?



気持ち悪いって思われたら嫌だし……もう少し詰めよう。







そう思ってゴソゴソすると、彼は笑って言った。




『あ、そのままで大丈夫ですよ。すいません。後から来たのに』





黒髪に、メガネ。



白い肌に細い体。



まじめそうで、何というか…パソコンとか、新聞が似合いそうな人。







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