神様、私をデブにしてくれて、ありがとう。



『どこの大学の人なんですか?』



メグが話しかける。




メグの横に座っている彼もまた、黒髪でまじめそうな感じだ。





『T大です。T大のテニスサークルの奴も、今日は結構混ざってるはずですよ』







そういえば、今日は見たことのない人がいつもの飲み会より多い。







へぇ、T大かあ……





ちらりと横を見ると彼と目が合った。




慌ててそらそうとした私に、彼は優しく笑いかけてくれた。









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